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ICW No Holds Barred Pitfighter X: Battle Of The Tough Guys Review ~"Real F'N Beast" Justin Kyle!!~

ICW No Holds Barred Pitfighter X:

Battle of The Tough Guys - Part 1 4/9/2021

 

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ICW No Holds Barred - IndependentWrestling.TV

 

Battle Of The Tough Guys トーナメント1回戦
ゲイリー・ジェイ対ジャスティン・カイル
 

 深夜行われたパート2を含めて今回のPitfighterでベストだったのはこの試合。ジェイの鋭いハードヒッティングに対しても真っ向から猛獣パワーで制したジャスティス・カイルの怪物ぶりがフューチャーされたこの戦い。ブロック・レスナーと比較したくなる破壊力はやはりすごい。巨漢でベテランのサンティーと並んでいたからというのもあったが、インディでは破格の存在。

 ドア&テーブル破壊も複数回あり、その破壊の仕方が最高レベル。ここまで気持ち良い潰しっぷりは中々ない。この試合を見るだけでもこの大会を見る価値がある。最高のストレス発散となるでしょう。中々良い試合。
評価:***1/2


Battle Of The Tough Guys トーナメント1回戦
ダン・マフ対ブルース・サンティー
 ジェイ対カイルと甲乙つけ難かったのがこの試合。ベテラン巨漢ハードヒッター同士、期待を裏切らない肉を断つ様な激しい打撃、不恰好でも勢いで何とかしてしまう破壊力。余計なものはいらない。ストリートファイトとはこういうもんだと拳だけで勝負した一戦でした。中々良い試合。
評価:***1/2

 

Battle Of The Tough Guys トーナメント1回戦
シュラック対ルーベン・スティール
 デスマッチ界が誇るメタラー対決。シュラックの暴虐に引けを取らない戦いぶりを見せるルーベン。濃すぎる風貌とキャラクターで大勝利なので、シンプルに凶器でしばき合い、血を流せば、この2人はそれで十分。自分が何者で何をすべきかをよくわかっている。そしてシュラックにもルーベンが付いていける事を証明したのは大きい。

平均的良試合。
評価:***1/4

全体評価:7.5

 

ICW No Holds Barred Pitfighter X:

Battle Of The Tough Guys - Part 2 4/9/2021

 

ICW No Holds Barred - IndependentWrestling.TV

 

 

まずはオーナーのデマントの前口上。
パート1が行われている際に会場に入ろうとして、マードックやカイルに追い払われたテディー・ハートに対し、お前は2度と会場に入れさせない。他の大会にも入れさせない。それでも入ったところを見たらただじゃおかねえ!(意訳)と宣言!

 

Battle Of The Tough Guys トーナメント準々決勝
ダン・マフ対ジャスティン・カイル
 こちらも注目の新旧巨漢対決。トーナメントが続くので超短時間ではあるものの、金網が壊れそうな程の突進からの殴り合いに度重なるドア破壊と見たいものを凝縮して見せてくれた試合。この試合は、ワンマッチで飛び切りの試合を見せてほしい。ショーをスティール出来得る可能性に溢れている。平均より上。
評価:***

 

Battle Of The Tough Guys トーナメント準々決勝
ルーベン・スティール対リード・ベントリー
各種凶器を使いながら、ルーベンの攻守に渡る破天荒なファイトが、ボルテージを上げていき、連戦続きでコンディションが良くはなく、抑え目のベントリーもギアを上げざるを得ない位の勢いを見せてくれた。ますますルーベンの株が上がった試合。

平均的良試合。
評価:***1/4

 

Battle Of The Tough Guys トーナメント決勝
ダン・マフ対リード・ベントリー
 深夜、連戦続きで満身創痍スタミナ残りわずかの状態ではあったが、最後の力を振り絞り、互いに突撃。ベントリーだが、あのマフがここまで力を振り絞り、この日4試合でも、金網を突き破ろうかとばかりの突進を見せていく。この必死さに心打たれる。

 試合自体は簡素で、ニアフォール合戦、気合起き上がりで何とか形を作ったにしても、大ベテランがここまでやってくれるかと思うと感涙の一言。試合後のプロモも荒々しくも、翌日のノーラン戦へのアピールもありと完璧なプロモ。エースはマードックだが、この団体のアイコンはやはりマフである。見事な活躍であった。平均より上。
評価:***

 

全体評価:7