Limitless Wrestling The Road Season3 #2 3/3/2021
マーシャ・スラモヴィッチ対トラヴィス・ハッカビー
Marvelous、日本帰りのマーシャとCHIKARA残党のハッカビー。CWアンダーソンとディーンマレンコを合わせたような風貌とスタイルのハッカビー。表情を一切変えずにエグく攻めたて、とことん職人の道へと歩んでいこうと振り切り具合。
対するマーシャ、ウェイトを上げようとしているのか、少し適正からするとオーバーウェイト気味ではあるが、ここぞという時の動きのキレはあり、特に大車輪キックは中々の見栄え。男子に負けないパワーを備えているのは強い。
6分という短時間ではあるが、手抜きなしで鋭く力強く、良さを存分に出していた。マーシャは、日本に行く前からインディ界隈では注目の存在だっただけに、長与と彩羽のもとでみっちり育て上げられたという箔も付いただけに、今年から来年にかけては、更なる飛躍が期待出来るでしょう。平均的良試合。
評価:***1/4
New South Pro Wrestling HOSS Tournament 2021 – Night 2 3/6/2021
IWTVインディペンデントレスリング王座戦
ウォーホース(c)対リー・”GENKAI”・モリアーティ
New South Pro Wrestling - IndependentWrestling.TV
昨年IWTVで放送された『The Masked Wrestler』で、見事トーナメントを優勝したGENKAIが、ウォーホースの持つIWTVインディペンデント王座に挑戦。マスクドレスラーの放送では明かされなかった正体はなんと、鳥谷敬!ではなく、リー・モリアーティ!(正直正体はバレバレでしたね)今はロッテだから、鳥谷以外の誰かのユニフォームを買ってあげたいですね。モリアーティを知っている大阪在住の阪神ファン兼米インディファンの人、頼みましたよ。ウォーホースは馬場が良いかな?美馬かな?
余談はさておき、試合はIWTV王座が懸かっていることもあり、ソリッドな展開が続く。ウォーホースのハードな攻撃に、モリアーティも腕攻めを散らしつつ真っ向勝負を挑む。激しく無駄のない一進一退は見応え有り。特別な仕掛けはないものの、花道での攻防もあり、ペースが乱れる事もない。
モリアーティならもう少しやれる気がしないでもないけれども、この為のゲスト参戦の団体で、ベビーフェイス対決かつ関係性が深いカードでもないので、これだけぶつかってくれれば文句はない。見応え十分の熱戦でした。中々良い試合。
評価:***1/2
3-2-1 BATTLE! Hindsight: 2020 1/10/2020
GO! Tournament 2019 決勝
ダニエル・マカベ対ジューダス・イカルス
レフェリーはAEWのオーブリー・エドワーズです。サッカーのユニフォームを着用のマカベとグリズリー・レッドウッドみたいな木こりのコスチュームのイカルス。正直ルックスのスター性は皆無なのだが、試合は凄い。
セザーロばりのアッパーカットの切れ味を見せる新鋭イカルスを、キツく絞り上げまくるマカベの厳しさが光る展開。掌に乗せながら、オモチャ扱い。いつもはスター選手に食らいつく立場だったが、団体のトップ選手として、首を狙われる立場となったマカベ。若手にはまだまだ首は取らせないぞとばかりに強さを示して圧倒していたのが印象的。
中盤をドミネイト度強めに構築し、終盤は、イカルスも活きの良い攻撃を見せ続け反撃。コスチュームはダサくて、荒削りでも、フィジカルは強く、ミニ・セザーロの様なファイトスタイルもハマっていた。マカベのコントロールがあってこそではあるが、イカルスが才能を感じさせたのは大きかった。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4