世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

MLW Review MLW vs AAA リオ対ラレドWタイトル戦/トム・ロウラーP大会

MLW Fusion #121 2/10/2021
MLW世界ミドル級王座戦&AAA世界クルーザー級王座戦 ダブルタイトルマッチ
リオ・ラッシュ(MLW ch)対ラレド・キッド(AAA ch)

団体を超えたダブルタイトル戦、結果的にはリオが勝利したものの、この後にラレドがAAAのTVテーピングにベルトを持って登場するというズンドコっぷりを見せたカオスとなっている。
試合は、リオがトリッキーな軽量級らしい変幻自在の動きで撹乱したかと思えば、WWE仕込みのTVプロレスで支配。ラレドもアメリカンスタイルに対応出来る選手だが、大元のWWEでやってきたリオには敵わない。ガンガン飛び回る様な試合ではなく、比較的丁寧に構成された内容。10分程度の試合だが、リオの好調さ、千両役者ぶりが光った。平均的良試合。
評価:***1/4

MLW Fusion #122 Tom Lawlor's Filthy Island 2/17/2021

“フィルシー”トム・ロウラープロデュースの放送。どこかの空き地で建てられたリング(ロープなし)で、キング・モー対ロウ・キーが戦い、ロッキー・ロメロもいて、解説には主催者トム・ロウラーとアメリカン・トップ・チーム創始者、ダン・ランバート。途中のスキットで、ミル・ムエルテスとサビオ・ベガが暗闇で殴り合う。
モー対ロウ・キーは特に良い試合でもない秒殺だが、それで正解。試合後車に乗って登場したフォン・エリック兄弟は、南部の荒くれ者感が満載で中々格好良かった。放送を通して狂犬ロウ・キーを「LOW IQ」とバカにし続けるのも、UFCファイターという肩書きがないと中々難しい。
癖の強いアウトロー達が、好き勝手やっているのを、気合で形にするという最高のエンターテイメントを見せてくれる。どこがメジャーリーグやねんという狂い方が楽しいのがこの団体の良い所。