世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

USインディ試合集 エクストリーム・マコウスキ/期待の重戦車"Big Beef"

Sean Henderson Presents(SHP)

Weekend At Sean's 2 Day1 2/5/2021

 

Sean Henderson Presents - IndependentWrestling.TV

マット・トレモントの団体H2O、そのアカデミー卒業生のショーン・ヘンダーソン主催興行です。


デスマッチ
ジミー・ロイド対ディラン・マッケイ対ケネディ・コープランド

ロイドがほぼ新人に近い男女2人を、特に女子選手のコープランドを痛ぶりまくる試合。
エレイナ・ブラック、ショッツィ・ブラックハート、ケイシー・カタールら女子選手のデスマッチデビューは大抵ロイドという、女子選手デスマッチ挑戦時における門番的な存在だが、今回はレスラーの身体になっていない細身のコープランドに対して、画鋲には叩きつける、竹串に注射器とやりたい放題。その分受けも行うものの、顔色変えず気怠く血祭りに上げる所は、ある意味一番の怖さを持つ、ダウナー系デスマッチファイター、ロイドの真骨頂を見た。試合を通してはイマイチでも、ハイフライヤー・マッケイの凄技など単発で光るものがあり、想像以上には見応えはあった。
評価:**3/4

 

Sean Henderson Presents(SHP)

Weekend At Sean's 2 Day2 2/6/2021

Sean Henderson Presents - IndependentWrestling.TV


KO or サブミッション オンリー・マッチ
コナー・クラクストン対マット・マコウスキ
最初はグラウンドに付き合ったクラクストンだが、デスマッチファイターがベラトール参戦経験もある実力者マコウスキに敵うはずがないので、早々に切り上げ、ハードコアファイトへ。椅子攻撃などを喰らったマコウスキだが、凶器攻撃にも対応し反撃。実力差を見せつけ、キャリアに勝るクラクストンを一蹴。ハードコアにも難なく対応を見せたのは見事。特にマコウスキのヴァン・ダーミネーターやフィニッシュとなったトーチャー・ラックからの腕十字は中々のキレで説得力満点でした。平均レベル。
評価:***

 

IWA Mid-South

Out With The Old, In With The New 2021 1/2/2021

IWA Mid-South Wrestling - IndependentWrestling.TV


オールド・スクール IWA ルールズ・マッチ
“ビッグ・ビーフ”グナリス・ガーヴィン対JCロッテン

IWAルールズ。要はノーDQです。
親父にどんどん似てきているJCが巨漢ビーフを迎え撃つ。体格差は圧倒的だが、ハードコアなら負けないとばかりに、凶器攻撃で応戦。まったり感は強いものの、IWAらしさは備わっていて、ビーフの重爆攻撃、激し過ぎる椅子への投げなどハードなスポットが複数あり楽しめる。全日本に呼びたくなる様なビーフ。来日したら嵌る可能性も。かなり荒削りだがまだ26歳で、格安だとは思うので是非。平均より上。
評価:***