世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

ACTION Wrestling Review WorkHorsemen vs Violence is Forever

ACTION Wrestling
Matt The Mouth's Mysteriously Meaty 29th Birthday Bash Extravaganza 1/8/2021

ACTION - IndependentWrestling.TV

アラン・”5”・エンジェルス対アダム・プリースト
AEWでダークオーダーの一員として活躍中のエンジェルスが復帰。軽快な動きと共に魅せ方も向上しているのが見て取れる。試合の主導権は、こちらもDarkには登場しているプリーストが力強く保持。カーティス・アクセルを彷彿とさせる上手い選手だが、飛び抜けるには何か欲しい所。コンパクトながらも見せ場を多く作り、オープニングとして非常にまとまった内容となっている。平均的良試合。
評価:***1/4

 

ザ・ワーク・ホースメン(アンソニー・ヘンリー&JDドレイク)対ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(ドミニク・ギャリーニ&ケビン・クー)

WWE移籍が実は近づいていたヘンリー。今回は盟友JDとのWHで参戦。対するはBLPで苛烈なライバル関係を築いたVIFが相手。
ハードヒッタータッグ対決ではあるものの、WHの破壊力とタッグとしての完成度の高さが示された内容に。ヘンリーの蹴りとJDのチョップは、一瞬でチェンジオブペースが出来る最強の飛び道具。それだけで違いを生み出せるのに、連携技やタッチワークの的確さはVIFを凌駕していて、正直ACTION Wrestlingという小さな団体においてはチート的な存在となっていた。終盤はVIFが合体技連携技で何とか打開しようとして見せ場を作ったものの、全体を通してWHの凄さが際立った内容。何度も対戦している間柄なので、互いの良さは分かっていたというのもポイントではある。WWEっぽくはないヘンリーだが、今の勢いであれば何らかの爪痕は残しても良いだろう。もしJDも連れて行けるなら、決め手に欠けるNXTのタッグ戦線で台風の目になり得るかもしれない。予想を遥かに超える激闘。好勝負。
評価:****

全体評価:7