No Peace Underground You Will Never Be One of Us 12/13/2020
アレックス・オーシャン対バン・サリバン
ヒールターンを行ったオーシャン。積極的にヒールプレイはしないというか特にヒール的な動きはしないけれども、少し陰を感じさせるファイトにマイナーチェンジ。しかし、ノーリングデスマッチという性質もあり、軸としてはハードなデスマッチになっていく。H2Oからの刺客、初代ダニー・ハヴォック・ハードコア王者に輝いたサリバンが攻守に渡り大活躍。破天荒な突貫ファイトは非常に印象的。サリバンの勢いにつられて、オーシャンもハードな受けを志願。最後は火炎ガラスボード&ドアトラップへ上半身裸で突っ込んだ両者。クレイジーさを示した今大会1番の名シーン。中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
MASADA対コナー・クラクストン
GCWのNGI5でかなりしょっぱいファイトを見せたレジェンドMASADA。それで消えるかと思いきや、試合の頻度を上げてきており、遂にノーリングデスマッチにも進出。
GCW Nick Gage Invitational 5 Review | 世界のプロレス探検隊 ～Pro Wrestling is Everything～
対戦相手のクラクストンが被虐にも優れている選手ということもあり、シンダーブロックや蛍光灯でボコボコに。全く受けない訳ではないものの、ほぼほぼドミネイトで通したのも良かった。まだまだ鋭さは戻っていないけれども、その分体格押しと技術があるので、カバーは出来る。特筆すべきは、クラクストンの頭に過去最多の竹串を突き刺したシーン。竹串が刺さっていた面積の方が多かったのも流石に驚いた。MASADAは、年始の大会にも出る様で、このペースならじきにICWにも出るかもしれない。
平均的良試合。
評価:＊＊＊1/4
全体評価:7
No Peace Underground Memento Mori 1/8/2021
No Peace Underground - IndependentWrestling.TV
H2O ダニー・ハヴォック・ハードコア王座戦
バン・サリバン(c)対オリン・ヴァイト
NPUと同じくノーリングデスマッチを行う団体Timebombの王者であるオリンが、H2Oダニー・ハヴォック・ハードコア王座初代王者サリバンに挑む。
序盤はサリバンの勢いに任せた特攻もあり、良いスタートを切ったものの、徐々に落ち着いていく。落ち着いた展開でも勝負出来るのがオリンだが、翌日を控えているからか抑え目。ノコギリボードを持ち出した後、仕上げにと用意されていたドア2枚トラップへの高所落下に望むも、痛恨のミス。キャリアを脅かす大惨事になりかけたものの、なんとか両者共無事で一安心。試合としては終わり良ければすべて良しにならなかったのは残念。
評価:＊＊3/4
MASADA対リッキー・シェイン・ペイジ
試合後マーサーを襲ったクーガーに、MASADAが襲いかかり、そこにRSPも現れ試合スタート。翌日のICWでもデスマッチを徹底的に封印していたRSP。MASADAはそれが通用しない相手なので、一応デスマッチモードの格好。デスマッチ気味の試合運びではあるが、何とかハードコアレベルに抑えて、ギミックを守る形。RSPのデスマッチやらないよキャラクターがあるので、当然突き抜けたものにはならず、結末もノーコンテストと消化不良ではあるが、乱戦ベースを守った試合構成は堅く、MASADAの容赦ないキーボード攻撃などは流石の鋭さ。いくら衰えがあるMASADAでも、このカードなら普通にやれば良い試合になるに決まっているので、あえてスカした内容。このカードも然るべき決着戦は欲しい所。平均レベル。
評価:＊＊＊
